mirac cafe という名の不思議なブログ
※ ブログ等での私の投稿は個人の見解によるものであり、 所属する組織の見解ではありません。
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さて皆さん、今日は珍しく真面目なお話。
もしもあなたがパソコンを使っている間に、
世界の誰かを救うことができたとしたら、
少し素敵なことだと思いませんか?
--
今、医療研究の世界でもコンピュータが活躍しています。
しかしそれは、とてもとても計算が大変な世界。
かつて、白血病・ガンなどの治療薬を研究するために、
コンピュータが使われたことがありました。
その研究に必要な計算は、
1台のコンピュータを50万年動かしても
まだ終わらないほどのものでした。
しかしこの研究は、たった6年で終了しました。
どうやって50万年分の計算を6年で終わらせたのでしょうか。
50万÷6=8万なので、8万台のコンピュータを購入したのでしょうか。
それとも高速なスーパーコンピュータによって計算したのでしょうか。
どちらも正解ではありません。
実は、インターネットに繋がっている、
一般市民130万人の協力によって計算を終わらせたのです。
--
少し話は飛びますが。
普通の人がパソコンを使っているとき、
パソコンの性能の半分も使っていないことがほとんどです。
例えばネットサーフィンをしていたり、
レポートなどの文章を書いている時には、
おそらく20%程度の性能しか使っていないでしょう。
そこで、世界のどこかの、頭のいい人が考えました。
「パソコンの普段使われていない残り数十%の性能を、
何か役に立つことに使えないだろうか。」
世界中に今、10億台を超えるパソコンが設置されています。
もしそれらのパソコンが起動している時に、
各パソコンがほんの少しだけ計算を手伝ってくれたら。
それはどんなスーパーコンピュータより高速で、
しかも安価で、素晴らしいものになるはずです。
そういう考えの元に出来たのが、
グリッドコンピューティングと言われる考え方です。
グリッドコンピューティングというのは、
インターネットに繋がったたくさんのパソコンで、
難しい問題を分担して計算しましょう、というイメージ。
グリッドコンピューティングに参加しているAさんが、
パソコンを起動したとします。
するとパソコンは自動的にインターネットにアクセスし、
問題をもらってきて、せっせと計算を始めます。
例えば、Aさんがレポートを書いているときには、
パソコンはほとんど動く必要がありません。
そんな時に、コツコツと与えられた計算をするのです。
パソコンの空き時間を利用して計算しているので、
Aさんがそれを意識することもありません。
数時間後、与えられた計算が終わると、
Aさんのパソコンはインターネットにその結果を送信して、
また次の解くべき問題を受け取ります。
Aさんのパソコンが送信した計算結果は、
インターネットで即座にメインのコンピュータに伝えられ、
他のパソコンの計算結果と組み合わせられて、
研究者に伝えられることになります。
もしかしたら、自分のパソコンが計算した結果が、
未来の特効薬に直結しているかもしれませんね。
--
今日のブログの最初に挙げた、
130万人が参加した白血病・がん治療薬のプロジェクトも、
だいたいこんな感じで行われました。
自分も一時期このプロジェクトに参加していましたが、
それのせいでパソコンが遅いと思ったことはほとんどありません。
むしろ、「今日は問題が10%解けました!」と表示が出るので、
自分のやってることが何か貢献してるのかなーと、
ちょっと嬉しくなったりしたものでした。
白血病・ガンの治療薬を探すプロジェクトに参加していたのは、
確か高校生の時だったと思いますが、
今日ふとそんなことを思い出しました。
googleさんでこのプロジェクトのことを調べてみると、
2007年に終了していることが分かりました。
今日知ったことですが、このプロジェクトが開始された時、
だいたい2500年ほどはかかると思われていたそうです。
しかし、世界中のネットユーザーの協力で、
たった6年で終わらせることができました。
なんか、素敵な話だと思いませんか。
白血病・がんの治療薬を探すプロジェクトは終わってしまいましたが、
今ではまた、複数の新しいプロジェクトが始まっています。
なんかまた、協力できたらいいなと思ったので、
そんなプロジェクトの1つに参加することにしてみました。
このブログを書いている間にも、
こっそりと計算が行われているみたいです。
もしこんなプロジェクトに興味があれば、
コメント欄に書いてくださいな。
プロジェクトに参加するのは、
10分ぐらい操作をするだけなので。
そのプロジェクトに参加している、
日本人のグループのモットーを見つけたので最後に転載。
”For the smile we haven't seen yet."
「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」
もしもあなたがパソコンを使っている間に、
世界の誰かを救うことができたとしたら、
少し素敵なことだと思いませんか?
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今、医療研究の世界でもコンピュータが活躍しています。
しかしそれは、とてもとても計算が大変な世界。
かつて、白血病・ガンなどの治療薬を研究するために、
コンピュータが使われたことがありました。
その研究に必要な計算は、
1台のコンピュータを50万年動かしても
まだ終わらないほどのものでした。
しかしこの研究は、たった6年で終了しました。
どうやって50万年分の計算を6年で終わらせたのでしょうか。
50万÷6=8万なので、8万台のコンピュータを購入したのでしょうか。
それとも高速なスーパーコンピュータによって計算したのでしょうか。
どちらも正解ではありません。
実は、インターネットに繋がっている、
一般市民130万人の協力によって計算を終わらせたのです。
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少し話は飛びますが。
普通の人がパソコンを使っているとき、
パソコンの性能の半分も使っていないことがほとんどです。
例えばネットサーフィンをしていたり、
レポートなどの文章を書いている時には、
おそらく20%程度の性能しか使っていないでしょう。
そこで、世界のどこかの、頭のいい人が考えました。
「パソコンの普段使われていない残り数十%の性能を、
何か役に立つことに使えないだろうか。」
世界中に今、10億台を超えるパソコンが設置されています。
もしそれらのパソコンが起動している時に、
各パソコンがほんの少しだけ計算を手伝ってくれたら。
それはどんなスーパーコンピュータより高速で、
しかも安価で、素晴らしいものになるはずです。
そういう考えの元に出来たのが、
グリッドコンピューティングと言われる考え方です。
グリッドコンピューティングというのは、
インターネットに繋がったたくさんのパソコンで、
難しい問題を分担して計算しましょう、というイメージ。
グリッドコンピューティングに参加しているAさんが、
パソコンを起動したとします。
するとパソコンは自動的にインターネットにアクセスし、
問題をもらってきて、せっせと計算を始めます。
例えば、Aさんがレポートを書いているときには、
パソコンはほとんど動く必要がありません。
そんな時に、コツコツと与えられた計算をするのです。
パソコンの空き時間を利用して計算しているので、
Aさんがそれを意識することもありません。
数時間後、与えられた計算が終わると、
Aさんのパソコンはインターネットにその結果を送信して、
また次の解くべき問題を受け取ります。
Aさんのパソコンが送信した計算結果は、
インターネットで即座にメインのコンピュータに伝えられ、
他のパソコンの計算結果と組み合わせられて、
研究者に伝えられることになります。
もしかしたら、自分のパソコンが計算した結果が、
未来の特効薬に直結しているかもしれませんね。
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今日のブログの最初に挙げた、
130万人が参加した白血病・がん治療薬のプロジェクトも、
だいたいこんな感じで行われました。
自分も一時期このプロジェクトに参加していましたが、
それのせいでパソコンが遅いと思ったことはほとんどありません。
むしろ、「今日は問題が10%解けました!」と表示が出るので、
自分のやってることが何か貢献してるのかなーと、
ちょっと嬉しくなったりしたものでした。
白血病・ガンの治療薬を探すプロジェクトに参加していたのは、
確か高校生の時だったと思いますが、
今日ふとそんなことを思い出しました。
googleさんでこのプロジェクトのことを調べてみると、
2007年に終了していることが分かりました。
今日知ったことですが、このプロジェクトが開始された時、
だいたい2500年ほどはかかると思われていたそうです。
しかし、世界中のネットユーザーの協力で、
たった6年で終わらせることができました。
なんか、素敵な話だと思いませんか。
白血病・がんの治療薬を探すプロジェクトは終わってしまいましたが、
今ではまた、複数の新しいプロジェクトが始まっています。
なんかまた、協力できたらいいなと思ったので、
そんなプロジェクトの1つに参加することにしてみました。
このブログを書いている間にも、
こっそりと計算が行われているみたいです。
もしこんなプロジェクトに興味があれば、
コメント欄に書いてくださいな。
プロジェクトに参加するのは、
10分ぐらい操作をするだけなので。
そのプロジェクトに参加している、
日本人のグループのモットーを見つけたので最後に転載。
”For the smile we haven't seen yet."
「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」
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